ヤバすぎ、怖すぎ、サイコパス阿部サダヲの『死刑にいたる病』を紹介レビュー

死刑にいたる病

今回ご紹介する映画は櫛木理宇による傑作サスペンスを白石和彌監督が映画化した注目作『死刑にいたる病』です。

大人気俳優の阿部サダヲが主演の話題作で“サイコパス殺人鬼”の男を怪演。とにかく阿部サダヲの闇を感じさせる“目”が怖すぎ…

そこでこの記事では阿部サダヲが演じたサイコパス殺人鬼にフォーカスしつつ、ネタバレはせずに見どころポイントのみ紹介していきます。

邦画『死刑にいたる病』あらすじ

[c]2022映画「死刑にいたる病」製作委員会

物語は、1通の手紙から始まる。大学生の筧井雅也(岡田健史)は、24件もの殺人容疑で逮捕され、死刑判決を受けた榛村(阿部サダヲ)から手紙を受け取った。

榛村はかつて雅也の地元でパン屋を営んでおり、雅也も中学時代にその店によく通っていた。

榛村は、拘置所に面会に訪れた雅也にあるお願いをする。それは彼が起訴された殺人事件の中で最後の1件は彼の犯行ではなくその冤罪を晴らしてほしいというもの。求めに応じ、雅也は事件の再調査を始めるが……。

[c]2022映画「死刑にいたる病」製作委員会

邦画『死刑にいたる病』作品情報

5月6日公開 映画『死刑にいたる病』本予告篇
公開日2022年5月6日
監督白石和彌監督
キャスト阿部サダヲ
岡田健史
岩田剛典
中山美穂
宮崎優
鈴木卓爾
佐藤玲
赤ペン瀧川
大下ヒロト
音尾琢真

邦画『死刑にいたる病』キャスト

榛村大和『阿部サダヲ』

[c]2022映画「死刑にいたる病」製作委員会

24人もの子どもを拷問の末に惨殺したとして逮捕されたシリアルキラー。

筧井雅也(かけいまさや):岡田健史

[c]2022映画「死刑にいたる病」製作委員会

自分の理想とは程遠い無名の大学に通い、自分が見下してきた連中たちと肩を並べて授業を受けることに嫌気がさし、鬱屈とした毎日を送っています。

金山一輝(いつき):岩田剛典

[c]2022映画「死刑にいたる病」製作委員会

多くを語らず感情も読めないキーとなる青年。

筧井衿子:中山美穂

[c]2022映画「死刑にいたる病」製作委員会

雅也の母。驚愕の過去をもっています。

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見どころポイント『榛村のターゲット人物』

死刑にいたる病

[c]2022映画「死刑にいたる病」製作委員会

榛村の犯行には非常に特徴的な要素がある
まさにそれが榛村の怖さのなのだろう。

彼の営むパン屋のカフェで放課後に勉強をするような優等生タイプの子供をターゲットにしており“男女を問わない”のも彼の特徴的な要素。

その事実を知った、大学生の筧井雅也(岡田健史)は、中学生時代にこのパン屋を頻繁に訪れており、「自分も被害者のひとりになっていたかもしれない」という事実に驚き榛村に興味を抱いてしまう。

見どころポイント『洗脳型&秩序型』の殺人犯

死刑にいたる病

[c]2022映画「死刑にいたる病」製作委員会

榛村の周囲の人間は、彼の言葉や醸し出す雰囲気につい心を許してしまう。拘置所では刑務官が榛村に敬語で話しかけ自分の娘に読ませるおすすめの児童文学を尋ねるほどに心酔させてしまう洗脳型。それは雅也も例外ではなく…

そしてもう一つの顔は、被害者を縛り付け、爪をペンチで剥がし、被害者をいたぶり、楽しみ、決められた手順に沿って手際よく死体を“処理”をしてコレクションにしている秩序型の殺人犯。

最後の見どころポイントは『ラストがどんでん返し』

死刑にいたる病

[c]2022映画「死刑にいたる病」製作委員会

榛村の思いのまま操っていく描写だけで恐怖を感じたが、事件を再調査する雅也が面会室での榛村との交流を通じ、事件を追いかけ、たどり着いた真相にも驚がくしました。

そして登場人物ひとりひとりの表情やしぐさなど細部に至るまでも見どころ。結末を知っているからこそ、あちらこちらに散りばめられた伏線に緊張感が消えません。

しかしこの物語の本当の恐ろしさは、実はそこではなく…。ぜひ、劇場で堪能してきてほしい。

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