映画『余命10年』は実話?原作者も病名は茉莉と同じ?

余命10年

今日ご紹介する映画は『余命10年』です。主演は坂口健太郎さんと小松菜奈さん。

映画全編をRADの音楽で紡ぐ、涙よりも切ないラブストーリー

この記事では、ストーリーの核である病気に焦点を当て解説、ラストシーンにも触れていきます。ネタバレを知りたくない方はご注意ください。

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映画『余命10年』のあらすじ

2022映画『余命10年』製作委員会

数万人に一人という不治の病を患う、20歳の高林茉莉(小松菜奈)。 余命が10年であることを知った彼女は生きることに執着することがないように、絶対に恋をしないと固く心に誓う。

地元で開かれた同窓会に参加した茉莉は、そこで真部和人(坂口健太郎)と出会う。ひかれ合ったふたりは、思い出を増やしていくことに。 しかし、彼らに残された時間は少なく

映画『余命10年』の作品情報

映画『余命10年』特別予告(RADWIMPSが紡ぐ音楽編)2022年3月4日(金)公開
作品余命10年
監督藤井道人
製作国日本
製作年2022
上映時間125分

映画『余命10年』の原作について

小坂流加による同名小説を原作。反響が広がりつづけベストセラーに

原作者の小坂さんは病気だった

原作者の小坂も不治の病を抱えていました。
文庫版発行直前に病状が悪化し、原発性肺高血圧症で逝去。ファンから悲しみの声が相次ぎました。

切ない恋愛小説『余命10年』は実話?

余命10年はフィクションですが、その心理描写はただの想像ではなく作者が実際に経験したこと、感じたことにもとづいていると考えられます。

どこまで自己投影したのか、その事実は今となっては知るすべはありません。しかしそうしたリアリティが読者の心を打ったのは間違いないでしょう。

映画『余命10年』メインキャスト

2022映画『余命10年』製作委員会

茉莉役は小松菜奈さん

数万人に1人だという不治の病にかかり、自分の余命が残り10年だと知る。生きることに執着しないよう、恋だけはしないと心に決めている。

和人役は坂口健太郎さん

生きることに迷い、将来を選択できないまま自分の居場所を見失ってしまう。

映画『余命10年』は生きることを描いた作品

2022映画『余命10年』製作委員会

生きることの尊さ、死に向き合う覚悟を感じさせる本作は、ただの「泣ける難病もの」にとどまらない深さがあります。

見どころポイント

余命10年を宣告をされ恋愛はしないと心に決めていた茉莉と、生きる意味を失っていた和人が、出会いを通して気持ちが変化していく過程が泣けます。

【ネタバレ】和人との出会いがキッカケに

2022映画『余命10年』製作委員会

茉莉は、退院後に、大学時代の友人の美弥や沙苗たちと再会。病気が治ったと思っている美弥たちは「よかったね」と喜ぶが複雑な表情の茉莉。

その帰り、沙苗から「小説書かないの?」と聞かれる茉莉は、心に引っかかりますが、もう昔の話だよと笑いながら答えていました。

同窓会

美弥や沙苗から同窓会の話を聞き気持ちは隠したまま参加することに。そして三島市へ中学の同窓会に行く茉莉。運命的な出会いをします。

和人との出会い

病気のこともあり、入口まできて引き返そうとした茉莉。和人から「入らないんですか?」と声をかけられたが、茉莉は彼のことを覚えていません。

そして同窓会に参加し東京で暮らしている人は誰かと話題に、タケルと和人と茉莉だと分かり、タケルから「また飲みに行こう」と言われる茉莉。

二次会へ向かう中、和人は飲みすぎて吐いてしまいます。そして水をあげる茉莉。中学の時、茉莉にボタンを付け替えてもらったことを覚えていると話し微笑む茉莉。

自殺未遂

それから東京に戻りスーツで仕事の面接に行く茉莉。ぐちゃぐちゃの部屋で無職の和人。

どうやら和人は、東京に出てきて会社をクビになり、生きる意味を見失っていたのです。

そして、自殺を図って部屋の窓から飛び降ります。

タケルから連絡があり病院に行く茉莉

和人から理由をを聞くと、自分は無職で何もしていないことを考え、「これっていつまで続くんだろうと思ったらふぁーっと」と言う和人。

それを聞き、涙をためて席を外す茉莉。

追いかけてきたタケルに「真部くんのことよく知らないけどそれってずるい」と言った。

そして和人は元気になり、東京組の3人でタケル行きつけの焼き鳥屋に飲みに行くことに。

その帰り、桜並木の下でビデオカメラを構えた茉莉。今後を和人に問い詰めると、「バイトして家賃を払います。」と皆んなに伝えます。

茉莉が「私も頑張るからもう死にたいなんて思わないでください」そう言った瞬間、風が吹き桜の花びらが舞いました。

映画『余命10年』2人はお互いに顔を見合わせ笑った

2022映画『余命10年』製作委員会

それからも和人との出会いを通じて、一緒に買い物に行って料理したり、花火をやったり、お互いどんどん好きになってしまいます。

茉莉ちゃんが好きだ。俺が茉莉ちゃんの事守るから一緒にいてください

和人の告白で2人は付き合うようになったのですが、病気のことは伝えられずにいました。

そんな二人は旅行に行くことになり、茉莉にプロポーズする和人でしたが…

本当は余命10年もない病気だと打ち明ける

和人に別れを告げる茉莉。その間も試行錯誤しますが、『カズくんといると死ぬのが怖くなっちゃう』と告げられ、最後は崩れ落ちる和人。

そして2019年

和人は独立して自分の店をオープンします。タケルと沙苗が開店祝いに訪れ、茉莉の書いた小説を和人に渡し、自分の正直な気持ちを思い出します。

一方で茉莉は思い出の動画を消していました。でも夜桜の下で風が吹いた動画だけはどうしても消せません。そして意識が無くなり…

余命10年というタイトルの原稿を読む和人

店を閉め、タケルと沙苗から貰った小説を読み、自転車に乗って病院へ向かいます。病院に着くと意識がない茉莉のそばに家族3人が付き添っていました。

和人と茉莉の2人になり、和人は茉莉の手を握り、顔をなでる

「茉莉ちゃん俺店をオープンしたんだよ。名前はまつりにしたよ。それしか浮かばなかったんだ」

その声を聞いた茉莉が奇跡的に目を覚まし笑顔を見せ、和人は「よく頑張ったね。頑張った…」と何度も言いました。そして茉莉は目を閉じます。

映画『余命10年』ラストシーンは桜並木

茉莉が亡くなった後、あの桜並木で茉莉が持っていたカメラビデオを撮る和人。笑顔で歩く2人の姿を想像した。そして和人も笑顔になって歩いて行った。

終わりに『あと10年しか生きられないとしたら、あなたは何をしますか』

以上、『余命10年』の紹介でした。一つの病気を通して、1人の人間のストーリーがあります。

別れを選んでもなお、お互いをおもい続ける二人の経過は感慨深いです。

生きている時間を精一杯生きることが大事じゃないかと改めて実感できました。

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