【気持ち悪い嘘】青くて痛くて脆いの原作は?劇中の不明点を考察

青くて痛くて脆い

今回ご紹介する映画は『青くて痛くてい』です。吉澤亮と杉咲花のW主演で、狩山俊介監督が映画化した作品。

本作はコミュ障の田端楓とKYの秋好寿乃の大学生2人が巻き起こす青春サスペンス

この記事では、そんな青春サスペンス映画の劇中の不明点を考察、本作の重要な『嘘』の箇所にも深く触れていきます。結末やネタバレを知りたくない方はご注意ください。

『青くて痛くて脆い』はU-NEXTで視聴できます!

登録・解約も簡単

31日以内の解約でお金はかかりません!

気持ち悪い嘘『青くて痛くて脆い』のあらすじ

青くて痛くて脆い

出典:2020 映画「青くて痛くて脆い」製作委員会

誰かと一緒に居ることが苦手な大学生の田端楓。同じような秋好寿乃に声をかけられる

二人は秘密結社サークル“モアイ”を結成するが、秋吉がこの世界からこつ然と姿を消してしまう。

気持ち悪い嘘『青くて痛くて脆い』の作品情報

『青くて痛くて脆い』予告【8月28日(金)公開】
製作国日本
監督狩山俊輔
製作年2020年
上映時間118分

見どころポイント

原作を読んだ上での鑑賞のため展開の驚きは薄かったが、吉沢亮さんの独特の陰鬱さ、光石研の狂気、楓の卑屈さが原作よりも強かったりと、映像ならではの受け取り方が面白い。

気持ち悪い嘘『青くて痛くて脆い』の原作

原作は、予告編がかなりミスリードを煽るように作ってあるのも非常に巧いなと思いますが、原作も叙述トリックのエッジが効いた作品になっており、読みごたえがありました。

気持ち悪い嘘『青くて痛くて脆い』のキャスト

吉沢亮(田端楓役)

青くて痛くて脆い

出典:2020 映画「青くて痛くて脆い」製作委員会

インタビューでも学生時代は陰キャラだったと話していた吉沢亮さん。コミュ障で他人と距離をとり深く人と付き合わない大学生役を演じていました。

杉咲花(秋好寿乃役)

青くて痛くて脆い

出典:2020 映画「青くて痛くて脆い」製作委員会

空気の読めない発言で周囲から浮いてしまっている大学生を演じた杉咲花さん。父親がミュージシャンだけあり個性派の大人気女優です。

子供でもなく、社会人でもない、大学生

青くて痛くて脆い

出典:2020 映画「青くて痛くて脆い」製作委員会

本作は、人との距離感が分からないコミュ障の物語りですが、いい意味で自分の過去と向き合うことができて映画を楽しむことができました。

子供でもなく、社会人でもない、大学生

大学生の時期ってこんな感じですよね、子供ではないけど社会人でもない、この宙ぶらりんな状態。

コミュニケーションの難しさだったり、思い当たる人にとって突き刺さる痛さの映画でしょう。

青くて痛くて脆いの嘘とは?楓が秋好は死んだといった理由について考察

映画『青くて痛くて脆い』では、主人公の楓(吉沢亮)が秋好(杉咲花)は死んだと友人に語ります。

しかし、劇中盤になって秋好は死んでおらず、生きていたことが判明しました。

まず、楓はなぜ生きている秋好を死んだといったのかについて考察していきます。

秋好が死んだという嘘

秋好が目指す理想を実現するために活動を行うのがモアイであり、楓も秋好に続いてサークル活動を行っていました。

大学院生の「脇坂」が、サークルメンバーに加わったことからモアイは急激に大きく成長します。

最初に秋好と結成したモアイは変わり、就活サークルへと成り下がったいったことに失望します。

その流れから、自分は必要とされなくなったと思い、秋好は死んだ嘘をついたのでした。

2人のすれ違いはなぜ生まれてしまったのか?

楓は秋好が「世界を変える」という理想を掲げて奔走していた当初の目的が、就活サークルへと成り下がったいったことに失望したことで、モアイを破壊するのですが…

この2人のすれ違いはなぜ生まれてしまったのか?

  • 自分の気持ちが言えない楓
  • なんでもすぐ口にする秋好

この対極にある2人だからこそ見えない溝が生まれズレを生じていたのでしょう。

自分を受け入れてもらえてない嫉妬もお互いにあったと思います。

楓の後悔

物語の終盤、楓はモアイを解散へと追い込むことに成功するものの、それまでの「怒り」が、秋好を傷つけたという「後悔」へと変わっていきます。

楓は秋好が好きだった?

秋好に好意がある分かりやすい態度をしています。

  • 楓は秋好が院生と付き合いだしたときに落胆したような態度
  • 私のこと好きだったのと秋好に質問をされると動揺した素振り

サークルを解散させるほど執着するのは、恋愛感情や怨恨がない限り動き出せないと思います。

全てを受け入れる楓

並木道を歩く秋好を見つけた楓は、青くて痛くて脆い自分を受け入れ、彼女の前に現れます。

後悔した感情が表情からも溢れていて、ようやく自分の気持ちを伝える彼の姿がラストを物語っておりました。

青くて痛くて脆いのまとめ

以上が映画『青くて痛くて脆い』の考察でした。

大人になりきれていない大学生の理想と現実。偏屈な吉沢亮、変わり者の杉咲花。

物語の中でさまざまな人の理想が、青々しく、脆いところが交差した人間らしいと思いました。

どちらの目線で見るのかで意見は分かれると思いますが、他人と接する距離感の難しさを考えさせられます。

めちゃくちゃ楽しめました!U-NEXTで視聴できますよ♪

登録・解約も簡単

31日以内の解約でお金はかかりません!

花束みたいな恋をした映画『花束みたいな恋をした』ネタバレ!タイトルの意味やストリートビューを考察