アニメ「イノセンス」引用とは?登場人物やあらすじネタバレ解説!

イノセンス

今回ご紹介するアニメ映画は『イノセンス』です。BS12「日曜アニメ劇場」にて、3月28日に放送され再び大反響になった話題作です。

ストーリーは前作の3年後の話。この記事では、登場人物やあらすじを解説しつつ、キーワードの引用についてもお伝えしていきます。

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アニメ映画『イノセンス』のあらすじ

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サイボーグ刑事のバトーは、体の全てが造り物。残されているのは、素子というひとりの女性の記憶。ある日、少女型ロボットが所有者を惨殺し、暴走する事件が発生。

彼は自分の脳を攻撃するハッカーに苦しめられながら真相を追う。

アニメ映画『イノセンス』の作品情報

イノセンス Innocence
制作国日本
制作年2004年
監督押井守
脚本押井守
声優大塚明夫
田中敦子
山寺宏一
竹中直人
上映時間100分

アニメ映画『イノセンス』の登場人物

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊の続編にあたり、スタッフや声優陣、そして設定や登場キャラクターなどの多くは前作から引き継ぐ形となっています。

バトー(主人公)

イノセンス

バトー:ⓒ東宝
  • 今作では片腕に散弾銃を装備
  • 特徴的な両目の義眼を含め
  • ほぼ全身を義体化
  • 公安9課に所属する
  • 元レンジャー出身のサイボーグ

トグサ(仲間)

イノセンス

トグサ:ⓒ東宝
  • 元刑事
  • 素子に代わってバトーの相棒
  • 情報収集能力に優れている

キム()

イノセンス

キム:ⓒ東宝
  • 独自の美学と厭世観を持つ元軍人
  • 機械仕掛けの屋敷で暮らしている
  • ハッカーとなり犯罪に手を染める

アニメ映画『イノセンス』の人形

2003年…
電脳の海に消えた草薙素子の失踪から3年後の物語

ガイノイドによる殺人事件が発生

イノセンス

ハダリ:ⓒ東宝

ガイノイドは、ロクス・ソルス社が開発した人形。
ロクス・ソルス社が怪しいと公安9課である攻殻機動隊のバトーと相棒トグサが捜査に乗り出しました。

ハダリによる事件の示談が速やかすぎることで、被害者の中に政治家や公安関係者が含まれており、この事件をマークをしていたところ。

バトーがその圧倒的な戦闘力でハダリを制圧すると「助けて」という少女の悲痛な叫び声を聞きます。そしてハダリは自爆しました。

ガイノイドを検死

イノセンス

ハラウェイ:ⓒ東宝

バトーとトグサの二人は、ハダリの残骸を調査しに鑑識へやってきました。殺人が起きた背景について、ガイノイドがセクサロイドだったと証言

人間のために作られたはずのロボットがなぜ人間を襲ったのか

そして再び殺人事件が発生、ハラウェイに賛同できない二人は次の現場に向かいます。

電脳を駆使し自分の脳を攻撃する”ハッカー”の妨害に苦しみながら、バトーは事件の真相に…

【ネタバレ】イノセンスのストーリー

以下、ネタバレに触れていますのでご注意してください。

紅塵会

イノセンス

イノセンス:ⓒ東宝

ハダリの被害者の中には暴力団の”紅塵会”の構成員も含まれており、殺人事件は紅塵会による報復と推理したバトーは自ら乗り込みに行きます。

そして証拠は掴んだものの、紅塵会に乗り込み死者を多数出してしまい、二人だけで事件を調査しないよう命じられました。

イノセンス

イノセンス:ⓒ東宝

その後、ガブリエルの餌を飼いに食料品店へと入ったバトーの耳に、「キルゾーンに踏み込んでるわよ」という謎の声が。

バトーは洗脳され、意思を乗っ取られてしまいます。自らを傷つけ自我を取り戻すのですが、今回の事件が単純なものではないと確信。

そして心当たりがある人物を思い浮かべ、ロクス・ソルス社の本社付近の択捉経済特区にトグサと乗り込みむことに。

黒幕

択捉に到着した二人は電脳ハッカーであるキムの屋敷を訪れましたが、トグサは屋敷の中を進むうち電脳をハッキングされてしまいます。

しかしバトーの機転により、屋敷のトラップを潜り抜けキムの元へとたどり着きました。問答の末、キムとロクス・ソルス社との繋がりを突き止めます。

ハダリ事件の真相に近づくバトーの妨害をするためキムをけしかけた黒幕は、ロクス・ソルス社だとわかりました。

再会

イノセンス

イノセンス:ⓒ東宝

バトーは証拠を手に入れるため、ロクス・ソルス者のアンドロイド工場がある巨大な船を目指します。

陸上からのバックアップをトグサに任せ、バトーは単身船に潜入。

しかし敵が用意した攻性防壁や警備兵からの攻撃を受けピンチに、そこに現れたのは衛星経由でハダリの身体にロードされた草薙素子でした。

協力して船内の制御システムを制圧し、船ごと証拠として持ち去る計画を明かす素子。

真実

アンドロイド製造工場の中で見つけたのは装置に繋がれた少女でした。少女は”ゴーストダビング”という禁止された非人道的技術の犠牲者だったのです。

自分の脳が焼き切れ人形になってしまうことを恐れた少女がハダリを暴走させたというのが事件の真相でした

ハダリの挙動にリアリティを持たせるため紅塵会のルートを利用して密輸入した少女を洗脳し、ゴーストをハダリにコピーしたロクス・ソルス社。

別れ

前作のラストで「身体」から解き放たれた素子…事件の解決後に素子との別れ際、バトーは一言「いまの自分は幸福だと思うか」と素子に問います。

今の自分は幸福や葛藤という概念はない、それでも「貴方がネットにアクセスするとき、必ず貴方の傍にいる」とバトーに言い残し姿を消しました。

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊について

イノセンスの内容を理解する上で欠かせないのが、前作の『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』

現代社会にも通じるテーマを描いたイノセンスを含む攻殻機動隊シリーズをぜひご覧ください。

アニメ映画「イノセンス」引用について

各キャラクターの台詞には「偉人や哲学者の言葉」をそのまま引用したものが多用されています。

このような引用にキャラクターの思想を乗せてしまったことで、物語全体を難しく感じるという意見もありました。

しかし日本のアニメーション作品が、カンヌ国際映画祭のコンペ部門に選出されたのは、イノセンスが初めてです。

受賞歴から見ても、本作が海外からも評価されていることが分かります。

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