お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣が、自身の制作した絵本「えんとつ町のプペル」を無料公開を開始しました。
絵本が高くて買えないという小学生からの意見を受けてのこと。
そこでこの記事では、全ページ無料公開したあらすじやラストネタバレをしつつ、下記の記事とは違い純粋な気持ちで映画の感想をお伝えしていきます。

主人公の少年ルビッチの大きな夢
転載;西野えほん(キングコング)
少年ルビッチは、父が物語としてきかせてくれた「煙の向こうにある星を見る」という夢を抱きストーリーがはじまります。
どうして星が見えないの?
えんとつ町全体が黒くて厚い煙によって覆われているためです。
- 星自体が見えない
- 星自体が存在ないもの
えんとつ町のプペルでは星が無いものとして扱われている世界なのです…
そして事件が起きる…
星の存在自体が空想の産物であるとされている世界。星を見たいということ自体がこの世界ではタブーとなっています。
そのため、星をみたいルビッチは劇中で異端とみなされ、それらを排除する異端審問官に目を付けられてしまうことに
また、ゴミ人間という存在も普通ではないため、ルビッチ同様に異端審問官に目を付けられて狙われてしまいます。
プペルは主人公の父親なの?
ゴミ人間としてハロウィンの夜に現れた謎の異端者プペルは、ルビッチの父親でもあります。
ラストシーン
父としての過去を思い出したプペルはそれまでのプペルの声とは違い、父親ブルーノの声でルビッチに語りかけていたころから父親が宿っていました
きっとブルーノは外の世界に出る、星を見るという夢をルビッチにかなえてほしくて空から降りてきてルビッチの手助けをしたのでしょう。
【ネタバレ】えんとつ町のプペルのストーリー

物語の始まり
ハロウィンの夜も一緒に過ごしてくれる友人がいない少年ルビッチ。
父が物語としてきかせてくれた「煙の向こうにある星を見る」という夢を抱いていました。
えんとつ掃除をしていた夜、空から落ちてきた流れ星がゴミをかき集めて命を吹き込むところを見かけ…
驚きと不安な表情のルビッチ。一人で流れ星が落ちた場所まで向かうと、ゴミ収集トラックに運ばれ動けなくなっているゴミ人間を見つけます。
ルビッチとの出会いとプペルという名前
最初こそ彼を嫌っていたルビッチでしたが、時間をともにすることで友人になりました。
父が話してくれた物語の登場人物の名前を借りて、ゴミ人間に「プペル」と名付けます。
ウソツキと呼ばれた父
ルビッチはプペルと共に過ごすことで大の仲良しになり、ルビッチは星を見たいことや父との思い出を語りました。
- 煙の向こうには星がある
- 海の向こうにはまだ見ぬ世界がある
ルビッチの父親ブルーノが、子どもたちに伝えていると、絵空事と馬鹿にされ、しまいにはウソツキと呼ばれることに…
かくまってくれたダンが襲撃される
プペルは逃亡の身であることからルビッチの上司であるダンにしたて屋さんの仕事をすることと引き換えにかくまってもらっていました。
- プペルもゴミ人間という存在
- 異端審問官に目を付けられて狙われる存在
しかしルビッチの同僚に裏切られ、二人を助けてくれたダンは襲撃されてしまいます。
ルビッチのせいにする大人たち
ダンが襲撃されたのは、異端であるゴミ人間を連れてきたルビッチのせいだと、周りは責めました。
酷くショックを受けたルビッチはプペルに八つ当たりをしてしまいます。
ひどい言葉を浴びせかけ、ルビッチは家に帰ってしまい、プペルはルビッチの言葉に傷つきながらもゴミ山に行って一生懸命に何やら探していました…
ブレスレットと深い絆が結ばれる
プペルが嫌な匂いをさせていた理由はルビッチが失くしてしまった父からのブレスレットをゴミ山に探しに行っていたからだと聞かされます。
ルビッチは自分が言った酷い言葉を謝罪しプペルと和解することができました。
船とアントニオ
プペルの真相を知り泣いていたルビッチをみて『心臓』が何かを呼んでいることを感じます。
プペルの心臓が呼んでいたのは『大きなゴミ=船』であり異端審問官たちによって海の底に沈められていた船
そしてルビッチはこの船をみて、父親が作った紙芝居に登場した船と似ていることを思い出します。
本当は星を見た事があったのではないかと、そして船は海の向こうに行こうとしたのだと考えました。
地上の人全員に星を見せるために
そしてルビッチは決意。星は本当にあると信じ、皆んなに星を見せるために立ち上がります。
また、スコップから星はあること、星が見えないのは異端審問官が地上の人たちを外の世界に出さないようにしているためだと聞かされます。
人々を外の世界に出さない理由
転載;西野えほん(キングコング)
250年前、治安が悪い犯罪だらけの町が海の向こうにありました。その街の治安をよくするためにレターという人間が立ち上がったのがことの始まり。
レターは、時間が経つと腐って価値がなくなる通貨を作り治安をよくします
しかし商売が成り立たない中央銀行と揉めてしまい、最終的にレターは処刑されてしまうことに。
レターの息子
父の無念を晴らすべく、レターの息子は、治安のいい街をどこか遠くで作ろうと銀行の手が届かないように煙と壁で覆われた町をつくりあげました。
そんな外の世界のことを、酔った勢いのスコップがルビッチの父に話してしまい、星を見る夢を抱くことになります。
星を見るために
転載;西野えほん(キングコング)
ルビッチはこの事実を知り人々に星を見せることで、外にも世界があることを知らせようと準備していると、噂が街中に広まります。
仲間たちの力をかりて
しかしルビッチを応援する人は少なく、否定される言葉ばかり投げかけられることに。
そんな否定する人々に「見た事があるのか」と語り掛け、聴衆の心を大きく動かしたのです。
気球のように船で空へ登る
ルビッチは急いで準備を済ませ、仕立て屋でプペルが作った気球を膨らませ、船を一緒に浮かし空へと飛び立ちます。
後は、スコップの無煙火薬を使い爆風で煙を吹き飛ばすだけなのに、バルーンで括りつけた無煙火薬のつまった樽が絡まってしまいます。
ルビッチは高いところが怖いことで絡まった一部を外すのにためらいますが、父の言葉を思い出して勇気を振り絞りたるを外そうと奮闘。
プペルとの別れ
この姿を見たプペルは、自身がルビッチの父親であることを思い出します。
そんなプペルは、ルビッチの父親の声で「手のかかる息子だ、チビ」と、ルビッチにかけた言葉をかけました。
ルビッチはもプペルが父親であると確信するのですが、役目を終えたプペルは崩れてゴミに。
【ラスト結末】夜空に輝く星の空
転載;西野えほん(キングコング)
地上の人々は煙が吹き飛ばされ現れた夜空の景色に圧倒され星が存在していたことから自分たちが生きていたのは狭い世界であったことを知りました。
そして国の王であり、国の運営に対して不満を抱えていたレター15世は、この光景を目の当たりにして煙を止めようと、命令し幕が閉じます。
